Wi-Fiしか使えないiPhoneを Flacbox で携帯音楽プレイヤーとして再活用する方法
auで契約し、解約したiPhone5S(16GB)が手元にあるが、SIMロック解除対象外とかいうふざけた端末であることがわかっているので、無線LAN(Wi-Fi)だけが使える状態でいかに活用するかを日々(暇な時にほんの少しだけ)考察している筆者。au回線の格安SIMを入れて運用するのも財布の紐が緩い人にはいいのかもしれないが、俺はそんなお金のかかることはしない。
今回は以下の要件での使い方を考えていく。
- 使用するiPhone5Sは外出するとスタンドアローン(=オフライン)である。
- デジタルオーディオプレイヤーとして使用する。
- 音楽データの形式(mp3とかwavとかのこと)は可逆圧縮であるflac形式とする。
- iPhoneはSDカードなどの外部ストレージに関して面倒くさい制約があるので、極力16GB内で手軽にやりくりする手段を検討する。
以上の要件(というより制約)を満たす使い方として以下を考えた。
『FLACBOX』でオンラインストレージ(又はNAS)と連携。持ち歩く曲だけダウンロード
そもそもflac形式の時点で再生できるアプリがそうそう多くない。
そして端末(つまりiPhone)内で保存、管理しようとすると、アプリの出来不出来によって使い勝手が決まってしまう。
何より容量問題が足を引っ張るので、「この曲はいつでも聴きたいな」とか「このアルバムはもう聴かないな」とか、その時期によって持ち歩く曲を決めて、持ち歩く曲を管理する必要がある。この手間は容量が少ない場合は仕方がない。
これらをうまく解決する手段として、flac形式に対応し、外部オンラインストレージ(GoogleDirveやDropbox、自宅のNAS)で保存、管理ができる『FLACBOX』というiOS用アプリを採用する。正直このアプリを見つけるまでが一苦労だったが、見つけた時の感動は大きいものだった。
導入手順
- iPhoneを無線LANでオンラインにし、AppStoreからFLACBOXをダウンロード&インストールする。
-
FLACBOXを起動し、外部ストレージのアカウントとパスワードを入力して連携する。NASもSMB対応していれば同様の手順でOK
- 聴きたい曲をタップすると再生が始まる。
- 端末にダウンロードする場合、曲の右端の[・・・]をタップし、[ダウンロード]を選択すると端末へのダウンロードができる。保存先は設定次第で選択したりフォルダを作ったりすることが可能。
自動で同期ができないのが惜しいところだが、フォルダ単位での同期が可能なので、NASと端末に同期用フォルダを作成し、NAS上の同期用フォルダに持ち運びたい曲を入れていって、中身を更新した時には忘れずに同期を実行しておくようにすればいい。
ただし、同期には時間がかかるので、夜のうちに作業して同期を開始しておかないと次の日に持ち運べないことになるので要注意。
一旦ここまで。
ちなみに、開発元が同じ EVERMUSIC というアプリならflac形式ではなくwav形式とか一般的な形式の音楽が再生できる。
同期ではなくあくまでダウンロード
同期できると思っていたが、同じ名前のフォルダ名だと[ダウンロード]とするとファイルの上書きをするかと聞かれてしまい、差分を考えて処理してくれないので同期はできない。難しいな・・・。
※2016/12/12追記
次の曲に移るまでに微妙な間が開くので、前後の曲が繋がっている場合にいらっとする